APIR SDGsフォーラムへの登壇
3月17日に、一般財団法人アジア太平洋研究所(APIR)の主催にて開催された「アジアビジネスにおけるSDGs実装化プロジェクト」2020年度フォーラムに、パネリストとして登壇させて頂きました。
過去の開催内容 : 2020年度 | APIR 一般財団法人アジア太平洋研究所
そこで冒頭、私が現在実施中のSDGsビジネスに関する実証調査について、プレゼンをさせて頂きました。
「SDGsビジネスはこれまで、シーズを起点に検討されてきたが、社会課題の解決が目的である以上、そのアプローチでは限界がある」という問題提起をさせて頂き、実証調査の結論として、社会課題を起点にした考え方が望ましいアプローチであると述べさせていただきました。
また、パネルディスカッションでは、関西大学経済学部教授の後藤健太先生による進行のもと、JETROアジア経済研究所の佐藤寛先生や万博協会の方とともに、「バックキャスティングでビジネスを考えるとはどういうことか」、「社会課題の原因の特定とビジネスへの主流化はどのように実施可能か」について熱く議論をさせて頂きました。
社会課題に寄り添う以上、主役となる企業だけではなく、多様なステークホルダーとの連携が必要であること、トレードオフを意識すべきということ、また、サプライチェーンを俯瞰で捉える必要があること、などなど、とても貴重なポイントがいくつもありました。
日本企業によるSDGsビジネスの創出について、引き続き概念的なことを思うまま発信しつつ、提唱するアプローチを実証すべく、実例創出のため精進したいと思います。